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それでも帰ってくるなり疲れ果てた「日本」とは

この2ヶ月、私が「うがーーーっ」と雄たけびをあげそうになってたのは何も自己主張の激しい2歳児のせいだけではありません。

久しぶりに直面する「ザ・日本」。特に今までスピード命!な韓国に住んでただけに、何をやろうとしても出鼻をくじかれる日本のスローペースにほとほと疲れ果ててしまいました。

前回(確か2009年)もゼロからの日本新生活で色々大変だった覚えはあるんですが、当時は子供がいなかったし、私一人が朝から晩まで駆け回ってればだいたいのことは済ませられました。でも今回は子連れで思うように出かけられない!そして次々にぶちあたる壁。

◆インターネットの開通まで10日超・・・

今の時代、インターネットというのは水道ガス電気と並ぶライフラインに近いものじゃないでしょうか?特に今回のように新生活を始める上で、あれこれ調べたりネットショップで物を買ったり、というのは今や空気を吸うのと同じぐらい自然な行為のはず。

そして日本は確か時間かかるよな~、というのはなんとなく覚えていたので引越し直後に真っ先に申し込んだんですが・・・NTTから提示された工事日は10日以上も先!!10日!!!

私の勝手な希望と思い込みで、ここまでネット普及してる時代だし遅くても一週間以内だろう、と楽天的に考えてたのが甘かった・・・。日本はダイヤルアップ時代から何も変わってなかったのですね。。

韓国ではたいてい申し込んだ翌日か、遅くても3日以内に工事してもらえたので(・・・というかそれ以上待たされて黙ってるような国民性ではない。笑)感覚が麻痺してた部分もあります。

一応携帯はあったけどパソコンに比べたらめっちゃ効率悪いし。ここで第一の壁。


◆郵送が郵送を呼ぶ、郵送メビウスの輪

郵送大国ニッポン。何かの手続きをしようとすると「お電話では受け付けられません。こちらから書類をお送りしますので、そちらにご記入頂いて返送お願いします。」

しかもその書類というのも名前や住所、簡単な事柄を記入するだけのもので、なぜ電話では駄目なのか理解に苦しむ。送ってもらって送り返して。ただ「申し込む」という行為だけに一週間かかるとは、でーんでんむーしむし、かーたつむりーーーーさんもびっくりです。

そしてその最たるものがお役所。これも毎回苦労させられてるはずなのに・・・いつも喉元過ぎれば何とやら、で忘れている自分が憎い。

今まで筋金入りの根無し草生活だった私は、当然引っ越すたびにあっちこっちに本籍やら住民票やら課税所得証明書やら置いてきてるわけです。

今回住民票は日本になし(海外転出届けを出していた)、戸籍謄本は東京の港区、そして一時的に実家にも住民票をおいていたので前年度の課税所得証明は鹿児島・・・。

こういう状況で新たに日本に転入してくると、全ての書類をそれぞれ置いてある場所から取り寄せる必要があります。しかも電話での申し込みは受け付けてもらえず、全て「郵送申請」のみ。海外に住んでいるからといって融通なんて利きません。

じゃあ実家の親に代理請求してもらおうと思えば、そのために請求者本人の署名&捺印のある委任状が必要だという。

・・・結局どうしたかと言えば。

まずは韓国から実家に委任状を送り→実家の親がさらに自分の住民票や身分証明書のコピーを同封して東京の区役所へ郵送代理請求し→数日後、東京から実家へ戸籍謄本が送られてきて→さらに実家から福岡の新居へ送ってもらう。

という気の遠くなるような過程を経てやっと戸籍謄本が私の元へ。しかも代理請求に書類の不備があったとかで書類を追加要求され、そこで余計に一週間ぐらいかかってます。

結局、早めに請求したにもかかわらず福岡の転入日には間に合わず、やっとのことで転入届けが出せたのは引越しから10日後ぐらい。当然その間は住民票がないので色々な手続きが滞ります。子供を預けたくても保険証が必要だと言うので預け先もありません。

韓国の場合は住民登録番号さえあれば基本的にどこの役所でも全ての書類がすぐに発行されます。手数料も数十円。この時は心底このシステムが羨ましいと思いました。


◆育児は現場で起こっている

ここ、いつも私が行政と育児現場に温度差を感じるところです。

そういえば東京での出産直後、区から派遣される産褥ヘルパーさんを利用しようとした時も「事前に一度、ご自宅にお伺いして説明させて頂いてからのご利用になります」と言われて、開いた口が塞がらなかった覚えが。

育児というのは言うまでもなく現場で起こっています。事前に手続きを踏んだり、書類を用意したりする時間はないんです。切羽詰っているからこそ藁をもすがる思いで行政サービスを利用したいのに、その藁が幾重にも紙で巻かれていて掴もうとしてるうちに溺れちゃう、みたいな。

今回も市が運営している一時預かり保育園を利用しようとしたのですが、まずは登録のために子供と一緒に面談の必要があるという。ホームページのイメージ画像は、ママの横にちょこんと座っている子供と先生がにこやかに面談するシーン。所要時間は「40分程度」とある。

あのね・・・40分の面接をおとなしく受けられるような子だったらわざわざ一時預かり制度なんて利用しません・・・。

それでも重い腰を上げて登録に行った時。私と先生が話を始めるなり「おもしろくなさそう」と判断したらしいsooは、案の定「早くかえろう~~~ねぇ~~ねぇ~~!!」と私の手を引っ張り始める。もうちょっとだからね、待ってて、となだめたところで聞く耳を持つはずがなく。そのうち無言で床をごろんごろん転げまわるという暴挙に出て、仕方なく話を早めに切り上げた頃には顔も洋服も真っ黒・・・。はぁぁぁ。

ただでさえ忙しいのに、この不毛な15分程度の面接のためだけにバスで片道20分、往復なんだかんだで一時間ぐらいかけて連れてったのかと思うと、母げっそりでした。100歩譲って事前面接が必要だとしても、それは初回利用の日にちょこっとやる程度で十分では?と思います。

またまた韓国を引き合いに出しますが、ソウルで新しいマンションに引っ越してきた日、入園予定の保育園に「今日すごく忙しくなりそうなので一日預かってもらえませんか?」と突然預けに行った事があります。入園前だったのでもちろん何の手続きもしていないし面識もない状態。それでも「あっ、入園予定のsooちゃんですね~、大丈夫ですよ、どうぞ~」と快く預かってもらえて、すっごく助かったのです。これぐらいフレキシブルにやってもらえると本当にありがたい。だって育児は現場で起こってますから。


日本は確かに色々な面で慎重だからこそ、ある面では治安が守られている、とも言えます。でもどう考えても「ここまでやる?これって必要??」と思うことの方が圧倒的に多い。何につけても「自己責任」の海外とは違って、全てが提供側の責任を問われてしまう文化も大きいだろうし、「サービス=丁寧さ、まごころ、思いやり」だと思ってる部分が大きすぎて、スピードや簡素化がサービスに繋がるという概念はあまりないんだろうな。

もちろん日本の「おもてなし」は素晴らしいけれど、考え方を転換をすればもっと真のニーズに即したスーパーおもてなしができるのに・・・、と残念に思うことが多々あったこの2ヶ月間でした。

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